飼育を始める際に必要なアイテム
※ 生体以外の飼育設備がセットで販売されていることも多いので、飼育予定の金魚の種類や匹数をお店で相談するとよいでしょう
※ 金魚の大きさと匹数に合わせた水槽を用意しましょう
例えば60㎝水槽(約60㍑)の場合、体長5~10㎝で5~7匹、体長10~20㎝で3匹前後が理想です。金魚はかなり大きくなります。成長して狭いと感じたらそのまま飼育せずより大きな水槽(90㎝水槽・約150㍑)に入れてあげましょう
※ サイズが適していない水槽では、状態を崩してしまうことがあります
※ 砂利までセットした水槽は重量があります。専用の水槽台を用意しましょう
※ 水槽をセット後、2~3日は水を循環させ、金魚が生活できる環境を作ります。こうして安心して金魚をお迎えすることができます
※ 購入時の袋ごと水槽に浮かべます
いきなり水槽に放してしまうと急激な水温変化により状態を崩したり、死んでしまう場合があります。30分から1時間ほど浮かべて温度を合わせます
※ 少しづつ水合わせをします
30分から1時間ほど水槽に浮かべた後、袋の口を少し開け、水槽の水を少しづつ入れて水質を合わせていきます。
※ 急激な水質の変化を防ぐために行います。これを怠ると、状態を崩したり死んでしまうことがあります。必ず行いましょう。
※ 袋の水は水槽に入れない
金魚が入っていた袋の水は、金魚の粘膜がはがれて水が悪くなっています。水槽には袋の水は入れないようにして、金魚のみを放します。
※ 水槽に移して数日間はエサを与えません
新しい金魚を増やした時は、環境の変化により、餌を与えることによって状態が悪くなる場合があります。3~5日間ほどは餌を与えないようにしましょう。
※ 0.5%の濃度の塩水が適しています
飼育水に対して0.5%の濃度になるよう分量を調整した塩を入れると、金魚の状態が安定し、病気になりにくい環境になります。100㍑の場合、投入する塩の分量は500gとなります。
※ 塩水に水草を入れてしまうと枯れてしまいますので、注意しましょう
※ エサやりは1日1回
エサやりは1日1回で、与える量の目安は2~3分で食べきれるくらいが最適です。金魚は食欲旺盛な魚ですのでエサは切らさず与えてあげましょう。
金魚に最適なペーハー(pH 飼育水の状態を判断する数値の一つ)は中性(PH7.0)前後です。こまめな水換えで保つようにしましょう。放置しますと汚れが原因で、酸性(PH6.0以下)になっていきます。※ 水道水はpH7前後、井戸水のpHは地域によって異なります。
※ 水換えは週に1度
水換えは1週間に1回を目安に行ってください。水換えには、汚い水をきれいにするといった意味と、古くなった水を新しい水にするといった意味があります。
※ 水温を合わせておく
新しい水はバケツに入れ、水槽の水と水温を合わせます。また、カルキ抜きや粘膜保護剤などの調整剤を先に入れておきます
※ 水換えは半分程度まで
換水量は、水質の急激な変化や有益なバクテリアの大幅な減少を抑えるために、全水量の半分ほどまでにしておくのが良いでしょう。
食欲旺盛な金魚は、糞もいっぱいします。糞は砂利の中にたまっていきますので、専用の水換えポンプで排水すると、水を換えながら砂利の中もきれいにすることができます
ガラス面につくコケは、鑑賞の観点から、水換えの際にきれいにしましょう
ガラス面のぬめりは、水質悪化の原因になることもあるので、水換えの際に取り除きましょう
ろ過器のフィルターはこまめに交換するようにしてください。目安は1か月に1回となります
白い粒上のものが鰓もしくは胸鰭にでる
オスの肛門は、メスに比べて縦に長くなります
メスは、上記であげたオスの特徴である追星が出ず、肛門がオスに比べて丸く大きくなります